ニュースや新聞ではコロナウィルスのニュースが飛び交っています。
得体の知れないウィルスは確かに怖いです。
どこもかしこもマスクは品切れ、ティッシュやトイレットペーパーも品切れ状態です。
『無くなったら怖いから』と買い貯めておきたくなる心理も分かります。
でも本当に必要な医療機関などに、供給できなくなっていることに憤りと虚しさを感じます。
『必要な人に必要な分だけ。無いなら工夫する。』
消費消耗では無く、大切に何度でも使い続ける。
生活物資が無い時代を生きた先人たちの当たり前を、今一度見直す時が来ていると感じています。
こんな時こそお勧めしたいのが『手拭いの活用』です。
en・nichiの手拭いは柄が可愛いだけではなく、どなたでも安全に安心して使って頂きたいというこだわりが沢山詰まった手拭いです。
手拭いは万能布として昔から今に至るまで、ずーっと日本人に愛されてきた製品です。
お手拭きや食器洗い、頭に被って日差し除け、手拭い一枚持って銭湯に、などなど、、、
その万能性から生活に欠かせ無い道具として、昔も今も変わらず使い続けられています。
こんな時だからこそ、是非多くの方にen・nichi手拭いを活用して、ゆとりを持った生活を送って頂きたいと願っています。
快適に使うための『切りっぱなし』
en・nichiの手拭いの端っこは全て『切りっぱなし』になっているのが特徴です。
ボサボサしてきてみっとも無いなんて思っちゃ大間違い。
この切りっぱなしには、先人たちが生活で培った知恵が詰まっています。
切りっぱなしの秘密その一。『より衛生的に使う為に』
手拭いは速乾性に優れているのが魅力の一つです。
ササッと洗って、天日で干せば３０分もあれば乾きます。
この時に端っこを縫い込んでしまうと生地が厚くなり、乾きが遅く雑菌が発生します。
切りっぱなしは、速乾性を上げ清潔に使うための知恵なのです。
切りっぱなしの秘密その二。『汎用性を広げる為に』
そして切りっぱなしのもう一つの秘密は、すぐに裂くことができるという点です。
先人たちはどこに行くにも手拭いを一枚持っていて、腕を怪我をしたら手拭いを裂いて腕を縛り止血として使ったり、下駄の鼻緒が切れたら手拭いを裂いて鼻緒を直したりと様々なシーンで使われてきました。
スニーカーの紐が切れた時など不測の事態にも対応できる汎用性の高い手拭いは、現在アウトドアシーンや防災アイテムとして多くの方に愛用頂いています。
手拭いの端っこの切りっぱなしには、すぐに裂いて使うという活用の知恵が詰まっています。
白さよりも大切なこと
en・nichiの手拭いは特岡と呼ばれる最高級生地を使用しています。
細い番手の糸をきめ細かく密に織り込んでいるので、滑らかで肌に優しく使い込むほどに柔らかくなっていくのが特徴です。
『使いながら育てていく』そんな手拭いです。
そしてこの生地は生地屋さんにわがままを言って特別な加工をして頂いています。
それが『無蛍光晒し加工』です。
一般的に生地は白い方が綺麗に見え価値あるものとして認められてるため、生地を白く見せる工夫が施されてきました。
そこで登場したのが『蛍光染料』の登場です。
生地を晒す（生地の仕上げとして、生地に付着している余分な糊などを落とす工程）時に、蛍光染料で染めて生地が白く見えるようにするのが一般的です。
この加工は確かに生地が白く見えます。しかし蛍光染料は有害物質を含んでおり、肌に悪いことが実施した品質試験の結果でわかりました。
今でも一般的なのが蛍光染料を施した加工ですが、私たちの生地だけ特別に蛍光染料を使わない加工をしていただいています。
蛍光染料を使わない生地は、蛍光染料を使った生地と比べると若干黄ばんだ色に見えます。
しかし見た目の白さより、本質的にいい物を届けたいと私たちは思っています。
本質的な彩りとは
私たちはより安全安心に手拭いを活用して頂きたい思い染料にもこだわっています。
日本で使われている染料には発ガン性物質を含んでいる物もあり、日本製だからと言って全てが安全な物ばかりでもないのが事実です。
en・nichiの手拭いを作っている京屋染物店は、世界トップレベルの安全認証である『エコテックス認証』と呼ばれる生産プロセスの認可を取得しています。
安全安心な染料や生産工程で製品を作っている染工場として世界基準の認可を取得しています。
エコテッック取得の検査は非常に厳しいです。
日本の安全認証の検査項目は非常に少ないのですが、エコテックス認証は３００種類以上の検査を必要とします。
またエコテックスは安全レベルにより認可取得にグレードがあるのですが、en・nichiの手拭いを作っている京屋染物店では最高グレードの『class１』を取得しています。
つまり赤ちゃんでも安全に安心して使える製品の認証を頂いています。
できることから少しずつ
使い捨てが当たり前、無い物は買い、いらなくなったら捨てる。
便利さの裏側で、人として生きる強さが失われている様に感じます。
買い溜めの為に並び、必要以上を買い占める。奪い合うということではなく、ある物を大事に工夫して繰り返し使う。
物が無い時代を生きてきた人たちの様に、ちょっとの工夫や知恵や一手間で、生活にゆとりが生まれて不測の事態でも『なんとかなる』という安心感にも繋がります。
手拭いを使えばマスクも簡単に作ることもできます。
マスクの使い方はこちらから→『手拭いで簡単DIY! マスクのこしらえ方』
実はそんな手間暇が毎日を楽しくしていくのではないでしょうか。
安全安心で衛生的なen・nichiの手拭いを是非ご活用ください。
en・nichiでは手拭いを『OTEFUKI（おてふき）』という名前で販売しています。
手拭いはかつて御手福来（おてふき）と呼ばれていたことに由来しています。
使う方々の手に福が来ますように、何気無い日常が安心に満ちて、少しでも楽しくなることを願っています。
