ちっちゃなモンスター。

2020.02.29

先日待ちに待ったとっても素敵な品物が店舗に届きました。
地元岩手県一関市の伝統芸能の舞川鹿子躍の小さな小さな人形です。

舞川鹿子躍 人形 伝統芸能
この人形は岩手県で『はる屋』という屋号で活動されている女性の人形作家「すずきうみ」さんの作品です。

彼女は鹿子躍りが大好きで、岩手県のそれぞれ違った鹿子躍り衣装や歴史などについてとっても詳しい方です。
まさに生粋の鹿子ガール。(勝手に呼んでいます笑)

舞川鹿子躍 伝統芸能 京屋染物店
鹿子躍りと言えば荒々しく、ちょっと不気味で怖く、ミステリアスな雰囲気を感じますが、届いた人形を見た印象は『とにかく可愛いー』。

ミステリアスさの裏にある鹿子躍りのひょうきんさがとっても可愛く表現されています。

鹿子躍りも見方を変えると、とってもユニークな可愛いモンスターみたいですね。

舞川鹿子躍 人形 伝統芸能
そして驚いたのが、デフォルメされたほっこりボディーとは裏腹に、衣装の柄は手描きで忠実に再現されていて、鹿子躍りの力強さと迫力や威厳が作品からビシビシ伝わってきました。
舞川鹿子躍の衣装はen・nichiの道具を作っている京屋染物店で全て手染めで製作していますが、鹿子躍りの衣装製作はとっても手間がかかる仕事です。
大きな衣装作りも根気がいりますが、小さな衣装も相当の手間暇と時間がかかっただろうと簡単に想像がつきます。

舞川鹿子躍 人形 伝統芸能

舞川鹿子躍 伝統芸能 京屋染物店

作品を見ているだけで、作り手さんがどれだけ鹿子躍りが好きなのか本当に良く伝わってきます。
商品や作品は、雄弁に作り手の事を語っているなーと思ったそんな一日。

舞川鹿子躍 人形 伝統芸能
人形は京屋染物店店舗に飾っていますので、是非素晴らしい作品を見に来てくださいね。