世界中にコロナウイルスがまだ猛威をふるっているなか、
ロンドンからen・nichiの道具を日本食レストランのスタッフユニフォームに使いたいという連絡が届きました。
そのご連絡は、2021年7月、ロンドンの中心部ハイドパークとバッキンガム宮殿近くのベルグレイヴィア地区に日本と北欧を
テーマにした複合施設、パンテクニコンの地下1階にオープンした「sachi」というレストランからです。
日本各地の郷土料理に北欧のエッセンスを取り入れた、これまでにない和食を提供するsachi。
食だけでなく空間や家具、テーブルウエアにもこだわりがつまっており、味覚で食事を楽しみながら、
視覚でアートも楽しめるレストランになっています。
Sachiのオープンにあたりスタッフのユニフォームとして、青いシャツをお探しのところen・nichiに出会い、
ご連絡をいただきました。Sachiのこだわりぬかれた現代的な空間に合うユニフォームとして、選ばれたのは「KOIKUCHI」。
エプロンには岡山県児島のデニムを使ったCUMOエプロンが採用されています。KOIKUCHIのデザイン性や品質を評価され、今回ご採用いただきました。テーブルウエアにも日本中の職人により手作りされた箸、箸置き、お茶碗が使われています。
様々な日本の粋なプロダクトの中にen・nichiの道具が名を連ねられることが夢のようです。100年間祭りを支えてきた道具が、新たな場所で活躍できること、また多様な形で日本の和がつながっていること、丁寧にものづくりを行ってきたからこそ見えた景色だと感じます。
また、今回ご連絡をいただいた担当者さまは高校生の頃、秋田県に一年間の留学経験があったり、ロサンゼルスで鹿踊りをご覧になられたりと、東北にとってもご縁のある方でした。もしかするとそのご縁が巡り合わせてくれたのかもしれませんね。